Hilary Kole : You Are There ~duets [ジャズ]
ジャケ買いしてしまった...
5月に出張ついでに渋谷HMVに寄ってクラシックCDを買い込んだ帰りに、下の階のジャズ売り場の試聴コーナーで、ある女性シンガーのCDが目に留まり、ジャケ惚れしてしまった。試聴もしてとても気に入ったが、すでにたくさん買い込んでいたのでその日はそのCDをあきらめた。
その後、その女性歌手が誰だったかも、どんなCDだったかも思い出せずにいた。HMVやAmazonのサイトを見てもわからない。
地元の売れ筋しか置いてないようなCDショップではそれらしきCDを探し出せないまま悶々と過ごしていた。
昨日大阪で仕事をした帰り、CDショップに寄り道できるチャンスだったので梅田タワレコに寄った。するとジャズの試聴コーナーにあった。これだ!
男心をくすぐる魅惑的なジャケット写真、そして再度試聴してみたら...とてもよいのである。
これがヒラリー・コールの2ndアルバム"You Are There ~duets"である。
(実はこの2ndアルバムは8月にリリースしたばかりのようで、5月にボクの目に留まったアルバムは1stアルバム"Haunted Heart"だったようだ。そう思うと1stアルバムも聴きたくなった。)
Hilary Kole : You Are There ~duets
1. If I Had You
2. Every Time We Say Goodbye
3. It’s Always You
4. Lush Life
5. I Remember
6. How Do You Keep The Music Playing
7. But Beautiful
8. Softly, As In A Morning Sunrise
9. Strange Meadowlark
10. Softly, As In A Morning Sunrise
11. You Are There
12. Two For The Road
13. All The Way
正直言ってルックスに惹かれたのであるが、ルックス負けしない実力を持った歌手である。
5歳からピアノと歌を始めて、12歳で奨学金を受けて作曲の勉強もしていたらしい。ミュージカルの主演女優も務め、権威あるジャズクラブに最年少で出演したというから、いわばエリート中のエリートである。
このアルバム収録曲は、いずれもハンク・ジョーンズ、ミシェル・ルグランら12人の大御所のピアニスト・作曲家との"Duet"の演奏である。
バラード調のしっとりとした曲ばかりで、前半の曲は淡々とていねいに歌っている印象であるが、後半の曲からは盛り上がった歌唱を聴かせている。
ヒラリー・コールの歌はとてもていねいで、安定している。そしてクリアな美声である。ジャズというにはあまりに品がよく、優等生的に過ぎるかもしれない。
あえて難を言えば低音域で声が細くなることであろうか。モデル体型の限界か?もっと大柄な人でないとアルト音域はきびしいだろう。
どちらかというと、ボクが昔から好きだった女性ヴォーカリスト~モウリーン・マクガヴァンみたいな (マクガヴァンのパワーやテクニックには及ばないが) イージーリスニング・ヒーリング系に聴こえる。
"How Do You Keep The Music Playing"などはモウリーン・マクガヴァンのCDでも聴いているが、まるでヒラリー・コールはそれをお手本にしたみたいに情感込めて歌っているのだ。
ボクはほとんどクラシックCDばかりのなかで、最近女性ジャズヴォーカルのCDがわずかにコレクションの一角を占めるようになってきた。
いずれもジャケ買いであるが、ダイアナ・クラール、ソフィー・ミルマン、サラ・ガザレクと聴き比べても、ヒラリー・コールのヴォーカルは際立ってクリアである。
クリア → ハスキー の声質で比較すると
ヒラリー・コール>サラ・ガザレク>ソフィー・ミルマン≫ダイアナ・クラール
であろうか。
このCDの収録曲のYouTube動画(音源)は見つけられなかったが、ヒラリー・コールのPVや自作曲の弾き語りがあった。ニュース番組ではインタビューがあったりして、ヒラリーの表情がよく伝わってくる。
ここまで勝手な感想を書いたが、このアルバム以外にもYouTube動画を観ていると、曲によってさまざまに歌い方や表情を使い分けていることがわかった。この人はとてつもない表現力を持っているようだ。
ヒラリー・コールのPV
ヒラリー・コール "Over The Rainbow"
ヒラリー・コール "Lullaby"
ヒラリー・コール ~ ニュース番組で歌う
5月に出張ついでに渋谷HMVに寄ってクラシックCDを買い込んだ帰りに、下の階のジャズ売り場の試聴コーナーで、ある女性シンガーのCDが目に留まり、ジャケ惚れしてしまった。試聴もしてとても気に入ったが、すでにたくさん買い込んでいたのでその日はそのCDをあきらめた。
その後、その女性歌手が誰だったかも、どんなCDだったかも思い出せずにいた。HMVやAmazonのサイトを見てもわからない。
地元の売れ筋しか置いてないようなCDショップではそれらしきCDを探し出せないまま悶々と過ごしていた。
昨日大阪で仕事をした帰り、CDショップに寄り道できるチャンスだったので梅田タワレコに寄った。するとジャズの試聴コーナーにあった。これだ!
男心をくすぐる魅惑的なジャケット写真、そして再度試聴してみたら...とてもよいのである。
これがヒラリー・コールの2ndアルバム"You Are There ~duets"である。
(実はこの2ndアルバムは8月にリリースしたばかりのようで、5月にボクの目に留まったアルバムは1stアルバム"Haunted Heart"だったようだ。そう思うと1stアルバムも聴きたくなった。)
Hilary Kole : You Are There ~duets
1. If I Had You
2. Every Time We Say Goodbye
3. It’s Always You
4. Lush Life
5. I Remember
6. How Do You Keep The Music Playing
7. But Beautiful
8. Softly, As In A Morning Sunrise
9. Strange Meadowlark
10. Softly, As In A Morning Sunrise
11. You Are There
12. Two For The Road
13. All The Way
正直言ってルックスに惹かれたのであるが、ルックス負けしない実力を持った歌手である。
5歳からピアノと歌を始めて、12歳で奨学金を受けて作曲の勉強もしていたらしい。ミュージカルの主演女優も務め、権威あるジャズクラブに最年少で出演したというから、いわばエリート中のエリートである。
このアルバム収録曲は、いずれもハンク・ジョーンズ、ミシェル・ルグランら12人の大御所のピアニスト・作曲家との"Duet"の演奏である。
バラード調のしっとりとした曲ばかりで、前半の曲は淡々とていねいに歌っている印象であるが、後半の曲からは盛り上がった歌唱を聴かせている。
ヒラリー・コールの歌はとてもていねいで、安定している。そしてクリアな美声である。ジャズというにはあまりに品がよく、優等生的に過ぎるかもしれない。
あえて難を言えば低音域で声が細くなることであろうか。モデル体型の限界か?もっと大柄な人でないとアルト音域はきびしいだろう。
どちらかというと、ボクが昔から好きだった女性ヴォーカリスト~モウリーン・マクガヴァンみたいな (マクガヴァンのパワーやテクニックには及ばないが) イージーリスニング・ヒーリング系に聴こえる。
"How Do You Keep The Music Playing"などはモウリーン・マクガヴァンのCDでも聴いているが、まるでヒラリー・コールはそれをお手本にしたみたいに情感込めて歌っているのだ。
ボクはほとんどクラシックCDばかりのなかで、最近女性ジャズヴォーカルのCDがわずかにコレクションの一角を占めるようになってきた。
いずれもジャケ買いであるが、ダイアナ・クラール、ソフィー・ミルマン、サラ・ガザレクと聴き比べても、ヒラリー・コールのヴォーカルは際立ってクリアである。
クリア → ハスキー の声質で比較すると
ヒラリー・コール>サラ・ガザレク>ソフィー・ミルマン≫ダイアナ・クラール
であろうか。
このCDの収録曲のYouTube動画(音源)は見つけられなかったが、ヒラリー・コールのPVや自作曲の弾き語りがあった。ニュース番組ではインタビューがあったりして、ヒラリーの表情がよく伝わってくる。
ここまで勝手な感想を書いたが、このアルバム以外にもYouTube動画を観ていると、曲によってさまざまに歌い方や表情を使い分けていることがわかった。この人はとてつもない表現力を持っているようだ。
ヒラリー・コールのPV
ヒラリー・コール "Over The Rainbow"
ヒラリー・コール "Lullaby"
ヒラリー・コール ~ ニュース番組で歌う