職場の上司の演奏会案内(その2) [声楽曲]

また職場の上司が朝礼で、いきなり次の日曜日の演奏会の案内をして、ご自由にお取りくださいとチラシと入場整理券を置いていった。
上司の所属するオーケストラと合唱団の合同演奏会である。




宇治朝霧コーラス・カンマーフィルハーモニー京都 合同演奏会

Ⅰ 合唱 ステージ
 アヴェ・マリア(アルカデルト、カッチーニ、グノー)
 アヴェ・ヴェルム(フォーレ)
 アヴェ・ヴェルム・コルプス(プーランク)

Ⅱ オーケストラ ステージ
 シューベルト:「ロザムンデ」序曲
 R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード

Ⅲ ペルコレージ:「スターバト・マーテル」


指 揮  袖岡 浩平
管弦楽  カンマーフィルハーモニー京都
合 唱  宇治朝霧コーラス

2010年 9月 12日(日)
京都市呉竹文化センターホール(近鉄、京阪「丹波橋駅」西口前)

2:00 開演
入場無料


上司が出演するオーケストラの演奏会は、今までも何度もお誘いを受けながら聴きに行けなかったが、今回こそ聴きに行こうと思う。

合唱団との合同演奏は、ボクも東京ロイヤルフィル時代に3回ほど経験した。フォーレのレクィエム、ベートーヴェンのミサ曲、それと故 伴有雄先生の音楽葬で宇野功芳氏指揮のモーツァルトのレクイエム抜粋であった。
いつもオーケストラ曲ばかり演奏していると、たまに合唱や声楽と合わせるのは難しい面もあったが楽しいものであった。

上司の所属しているオーケストラの指揮者は、オーケストラと合唱団の両方の指導をされている方みたいなので、このようなマッチングになったのであろう。
宗教音楽を中心としたとても品のよいプログラムなので楽しみである。



≪追記 2010.9.12≫

行ってきました。

合唱は女声合唱でいわゆるママさんコーラスでした。
プーランクやフォーレなど和声的・ポリフォニックな曲も頑張っていたけれど、やっぱりグノーやカッチーニ(実はヴァヴィロフ作)のような旋律的な曲が、皆さん楽しそうに歌っておられて聴きやすかったです。

メイン曲のペルコレージは、オーケストラは弦楽合奏だけだったので、間にはさんだR.シュトラウスとシューベルトは管打楽器の出番を確保するための選曲だったようです。
R.シュトラウスの13管楽器のセレナードは雄大な曲想でしたが、どうしてもこの編成を聴いているとモーツァルトのセレナードを聴きたくなりました。
シューベルトでは唯一オケのフル編成を堪能しました。
カンマーフィルというだけあって比較的に小編成のオケだったので、ボクがかつて在籍していた「東京ロイヤルフィル」を思い出しました。管楽器に比べて高弦が薄かったのが物足りなかったです。

ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736)はJ.S.バッハと同時代のイタリアの作曲家で、「スターバト・マーテル」は代表的な宗教楽曲です。
はじめて聴く曲でしたが、バッハの「マタイ受難曲」のような荘重な曲でした。
合唱も気合いが入っており、ソプラノ・アルトのソリストの美しい歌唱に聴き惚れました。
とくにフーガの楽章が2つあって、弦楽合奏も合唱も力強く盛り上がりました。


それほどレベルの高いアマチュアではないけれど、ご年配の奏者が頑張って弾いておられる姿が励みになりました。ちょっとしたアンサンブルの綻びがボクにはかえって生々しくて、自分がやっていたときと同じような親近感を抱かせました。
久しぶりにオケで弾いてみたい気持ちに駆られました。


ちなみにペルコレージの「スターバト・マーテル」は、合唱のないピリオド演奏版ですがこんな曲です。


Pergolesi: Stabat Mater (part 1)


Pergolesi: Stabat Mater (part 2)


Pergolesi: Stabat Mater (part 3)


Pergolesi: Stabat Mater (part 4)


Pergolesi: Stabat Mater (part 5)

クリストフ・ルセ指揮 ル・タラン・リリク
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