LPレコードをウォークマンで聴く [その他]
中学生の頃から小遣いでレコードを買うようになって、祖父の形見のステレオで聴いていた。
そのステレオもずいぶんとくたびれてきてから、公立高校に受かった約束でダイレクトドライブのそこそこのレコードプレーヤーとアンプを親に買ってもらった。
大学生になってからスピーカーもまともなものを買って、社会人になるまでそのステレオコンポでレコードを聴いていた。
最初は高価だったCDも、ボクが社会人になった頃からLPと同程度の価格で普及し始めた。
CDプレーヤーを買うよりも先にシーア・キング(イギリス室内管のクラリネット奏者)独奏のモーツァルトのクラリネット五重奏曲/協奏曲のCDを買って会社の寮の先輩のCDプレーヤーで聴かせてもらっていた。
自分でヤマハのCDプレーヤーを買ってからは、取り扱いが慎重なレコードから手軽なCDに移ってしまい、すっかりレコードを聴かなくなってしまった。
そのうち高校生の頃に買ってもらったレコードプレーヤーも壊れてしまった。
レコードを聴けなくなってからも、シュターデ、ティボー、フランチェスカッティ、ブーレーズなどのお気に入りのLPのいくつかはCD化されたものを買い直していた。
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」のように、CDで入手が困難なものがあって、どうしてもそれを聴きたくなって、今から3年前にONKYOのUSBデジタルオーディオプロセッサーSE-U33GXとSONYの廉価のレコードプレーヤーPS-V800を買った。
デジタルオーディオプロセッサーSE-U33GX
レコードプレーヤーPS-V800
このレコードプレーヤーはベルトドライブで、ピックアップも安っぽくて、むかし持っていたプレーヤーに比べると貧相であった。
それでも久しぶりにガブリエル・フォーレ少年合唱団の「ラシーヌ賛歌」を聴いて感激した。
「フォーレ合唱曲集」に関しては以前にブログにも書いた。
プレーヤーのアナログ出力をデジタルオーディオプロセッサーを介して付属のソフトDigiOnSound5 L.E.でパソコンに録音した。
DigiOnSound5 L.E. のウィンドウ
MP3ファイルを作ってみたが60Hzのハム(電源)ノイズが乗っていて、弱音部ではブーンと低周波音が気になった。
しょうがなしにソフトでノイズリダクションしたが、そうするとAMラジオの音のように音像が甘くぼやけてしまった。
他にオリビア・ニュートン=ジョンの「そよ風の誘惑」や「クリアリーラブ」のアルバムも録音してみたが、ノイズリダクションするとクリヤに変換することができなかった。
これが限界かと、そのうちLPレコードのパソコン録音をあきらめてしまった。
それから3年経って、パンゼラのフォーレ「優しい歌」/シューマン「詩人の恋」のLPを無性に聴きたくなってきた。
そしてリトライしてみた。
電源ノイズがAD変換に乗っているということは、
・パソコンからはUSB接続でDC電源供給
・レコードプレーヤーからオーディオピンコードでアナログ入力
のデジタルオーディオプロセッサーにおいて、内部までノイズが乗っているということである。
たぶんDELLのパソコンの電源ノイズが怪しいと思った。
そこで、
・パソコン内部のの何本もある電源出力コードにフェライトコアをはさ
みまくる
・USBケーブルをフェライトコアに巻きまくる
・オーディオピンコードをフェライトコアに巻きまくる
をいっぺんにやってみた。
結局どれが効いたのかはわからないが、結果としては耳に聞こえるレベルのハムノイズがなくなって、ノイズリダクションしなくてもそこそこの音質で聴けるようになった。
こうして、手始めに
・シャルル・パンゼラ(バリトン)、アルフレッド・コクトー(ピアノ)
フォーレ「優しい歌」/シューマン「詩人の恋」
のLPをmp3ファイル(128kbps)に録音して、ウォークマンで聴けるようになった。
SP復刻盤LPなのでスクラッチノイズは少なくないが、割とそこそこの音質である。手間ひまかければスクラッチノイズを1つずつリダクションすることもできるようであるが、そこまで面倒なことをする根気はない。
次に
・パスキエ三重奏団
モーツァルト:ディヴェルティメント K.563
・フリードリッヒ・フックス(クラリネット)
ウィーン・コンチェルトハウス弦楽四重奏団
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
ブラームス:クラリネット五重奏曲
・コレギウム・アウレウム合奏団員
モーツァルト:オーボエ四重奏曲/ホルン五重奏曲
と最高で320kbpsのmp3でパソコン録音してみた。
もちろんトラック割りや余分なところのカットはマニュアルで処理してトラックダウンを進行中である。
近々
・ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」
も再録音しようと思うし、CDでも入手できるものもあるが
・モウリーン・マクガヴァン「わたしの勲章」
・ギドン・クレーメル
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(旧盤)
・レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲全集
・ダビッド・オイストラフ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
・ミシェル・プラッソン指揮 トゥールズ市立オーケストラ
フォーレ:管弦楽曲全集
・アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ウィーン・ムジークフェライン四重奏団
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番/第2番
・カザルストリオ
ベートーヴェン:大公トリオ
等々、お気に入りだったLPを少しずつパソコン録音してウォークマンで聴けるようにする予定である。
たいへん地道で面倒くさい作業ではあるが、少年時代から聴いていたLPを復刻して再び聴ける喜びを味わっている。
ちなみに、ボクがどうしても聴きたかったガブリエル・フォーレ少年合唱団の「ラシーヌ賛歌」がYouTubeでアップされていたのでリンクする(残念ながら音質は悪い)。
この美しさは、ボクには「天上の音楽」としか思えない。
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「ラシーヌ賛歌」
そのステレオもずいぶんとくたびれてきてから、公立高校に受かった約束でダイレクトドライブのそこそこのレコードプレーヤーとアンプを親に買ってもらった。
大学生になってからスピーカーもまともなものを買って、社会人になるまでそのステレオコンポでレコードを聴いていた。
最初は高価だったCDも、ボクが社会人になった頃からLPと同程度の価格で普及し始めた。
CDプレーヤーを買うよりも先にシーア・キング(イギリス室内管のクラリネット奏者)独奏のモーツァルトのクラリネット五重奏曲/協奏曲のCDを買って会社の寮の先輩のCDプレーヤーで聴かせてもらっていた。
自分でヤマハのCDプレーヤーを買ってからは、取り扱いが慎重なレコードから手軽なCDに移ってしまい、すっかりレコードを聴かなくなってしまった。
そのうち高校生の頃に買ってもらったレコードプレーヤーも壊れてしまった。
レコードを聴けなくなってからも、シュターデ、ティボー、フランチェスカッティ、ブーレーズなどのお気に入りのLPのいくつかはCD化されたものを買い直していた。
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」のように、CDで入手が困難なものがあって、どうしてもそれを聴きたくなって、今から3年前にONKYOのUSBデジタルオーディオプロセッサーSE-U33GXとSONYの廉価のレコードプレーヤーPS-V800を買った。
デジタルオーディオプロセッサーSE-U33GX
レコードプレーヤーPS-V800
このレコードプレーヤーはベルトドライブで、ピックアップも安っぽくて、むかし持っていたプレーヤーに比べると貧相であった。
それでも久しぶりにガブリエル・フォーレ少年合唱団の「ラシーヌ賛歌」を聴いて感激した。
「フォーレ合唱曲集」に関しては以前にブログにも書いた。
プレーヤーのアナログ出力をデジタルオーディオプロセッサーを介して付属のソフトDigiOnSound5 L.E.でパソコンに録音した。
DigiOnSound5 L.E. のウィンドウ
MP3ファイルを作ってみたが60Hzのハム(電源)ノイズが乗っていて、弱音部ではブーンと低周波音が気になった。
しょうがなしにソフトでノイズリダクションしたが、そうするとAMラジオの音のように音像が甘くぼやけてしまった。
他にオリビア・ニュートン=ジョンの「そよ風の誘惑」や「クリアリーラブ」のアルバムも録音してみたが、ノイズリダクションするとクリヤに変換することができなかった。
これが限界かと、そのうちLPレコードのパソコン録音をあきらめてしまった。
それから3年経って、パンゼラのフォーレ「優しい歌」/シューマン「詩人の恋」のLPを無性に聴きたくなってきた。
そしてリトライしてみた。
電源ノイズがAD変換に乗っているということは、
・パソコンからはUSB接続でDC電源供給
・レコードプレーヤーからオーディオピンコードでアナログ入力
のデジタルオーディオプロセッサーにおいて、内部までノイズが乗っているということである。
たぶんDELLのパソコンの電源ノイズが怪しいと思った。
そこで、
・パソコン内部のの何本もある電源出力コードにフェライトコアをはさ
みまくる
・USBケーブルをフェライトコアに巻きまくる
・オーディオピンコードをフェライトコアに巻きまくる
をいっぺんにやってみた。
結局どれが効いたのかはわからないが、結果としては耳に聞こえるレベルのハムノイズがなくなって、ノイズリダクションしなくてもそこそこの音質で聴けるようになった。
こうして、手始めに
・シャルル・パンゼラ(バリトン)、アルフレッド・コクトー(ピアノ)
フォーレ「優しい歌」/シューマン「詩人の恋」
のLPをmp3ファイル(128kbps)に録音して、ウォークマンで聴けるようになった。
SP復刻盤LPなのでスクラッチノイズは少なくないが、割とそこそこの音質である。手間ひまかければスクラッチノイズを1つずつリダクションすることもできるようであるが、そこまで面倒なことをする根気はない。
次に
・パスキエ三重奏団
モーツァルト:ディヴェルティメント K.563
・フリードリッヒ・フックス(クラリネット)
ウィーン・コンチェルトハウス弦楽四重奏団
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
ブラームス:クラリネット五重奏曲
・コレギウム・アウレウム合奏団員
モーツァルト:オーボエ四重奏曲/ホルン五重奏曲
と最高で320kbpsのmp3でパソコン録音してみた。
もちろんトラック割りや余分なところのカットはマニュアルで処理してトラックダウンを進行中である。
近々
・ガブリエル・フォーレ少年合唱団「フォーレ合唱曲集」
も再録音しようと思うし、CDでも入手できるものもあるが
・モウリーン・マクガヴァン「わたしの勲章」
・ギドン・クレーメル
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(旧盤)
・レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲全集
・ダビッド・オイストラフ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
・ミシェル・プラッソン指揮 トゥールズ市立オーケストラ
フォーレ:管弦楽曲全集
・アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ウィーン・ムジークフェライン四重奏団
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番/第2番
・カザルストリオ
ベートーヴェン:大公トリオ
等々、お気に入りだったLPを少しずつパソコン録音してウォークマンで聴けるようにする予定である。
たいへん地道で面倒くさい作業ではあるが、少年時代から聴いていたLPを復刻して再び聴ける喜びを味わっている。
ちなみに、ボクがどうしても聴きたかったガブリエル・フォーレ少年合唱団の「ラシーヌ賛歌」がYouTubeでアップされていたのでリンクする(残念ながら音質は悪い)。
この美しさは、ボクには「天上の音楽」としか思えない。
ガブリエル・フォーレ少年合唱団「ラシーヌ賛歌」