職場の上司の演奏会案内(その3) [交響曲]

きのうクラリネット吹きの部長さんが「ポンちゃん、来れるか?」とまたチラシをもって寄ってきた。

 カンマーフィルハーモニー京都 第2回演奏会
 2011年5月3日(火・祝) 13:30開場 14:00開演
 京都コンサートホール アンサンブルムラタホール(小ホール)
 入場無料

昨年9月の前回は行けたが、昨年4月の前々回は行けなかった。
「連休中は出荷直前で行けないですわ...」と残念な返事しかできなかった。
この上司は東京転勤になっていたのに、ちょいちょい関西に来られるし、きのうも「あした練習やねん」と嬉しそうに話していた。
ボクはもう定年までオケ活動復帰は諦めてしまったが、この上司のタフさ・マメさには感心させられる。

ボクは毎年ゴールデンウィークは関東方面の出張ツアーが入って、この上司のオケの定演にもいけないばかりか、息子のバイオリン教室の発表会にさえいけないことが多い。
今年はゴールデンウィーク中の出張こそ若手に任せられたが、連休明けすぐに装置の出荷があって、連休もなく工場詰めになりそうな様相である。
仕事の進捗次第であるが、何とか5月1日の息子のバイオリン教室の発表会だけは行きたい...と思っている。

カンマーフィル京都A.jpg


このプログラムのなかで、ブラ2はボクがアマオケで最初で最後に弾いた唯一のブラームス交響曲である。
この曲でボクは5年前にアマオケBPOで第2ヴァイオリンを弾いた。
ブラームスの4曲の交響曲のなかでもいちばん好きな曲だったので、難しくはあったがそれなりに一所懸命練習して本番を終えて燃え尽きてしまったようだった。
体調も崩してしまい、その後のチャイ5は諦めてオケを退団した。

*            *            *


ブラ2は全4楽章ともステキだが、第1楽章がブラームスらしい歌謡的な旋律が美しい。



ブラームス 交響曲第2番 第1楽章
カルロス・クライバー指揮 ウィーンフィルハーモニー


第2楽章も叙情的で美しく、各パートの複雑な絡みも面白い。
曲はC(=4/4拍子)で始まるが、途中で12/8拍子となり、今度はC(12/8)という記譜で、4/4拍子と12/8拍子の混在したようなカタチで進行する。ほとんど3連譜の4拍リズムのように聴いていると、そこに4/4拍子のメロディーが重なってくるのだ(譜例)。
このあたりはかつて指揮者の先生も振りにくいと話していたが、3連譜の伴奏形を聴きながら4/4拍子の8分音符のメロディーを弾くのがたいへんだった記憶がある。とにかく3連譜に釣られず、拍のアタマだけを必死にカウントしていた。

bra2-2-2.jpg
bra2-2-1.jpg
[譜例] 第2楽章の70小節付近




ブラームス 交響曲第2番 第2楽章
ムラヴィンスキー指揮 レニングラードフィルハーモニー
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