バッハ 平均律クラヴィーア全曲チクルス他 [器楽曲]

先週後半からグールドを中心にバッハを聴いていたが、今日は近鉄特急で「鹿せんべい工場」に往復する車中で聴き終えた。

(1)グレン・グールド バッハ:平均律クラヴィーア曲集
  第1巻・第2巻(CD4枚組) 
(2)ヴィルヘルム・ケンプ バッハ:平均律クラヴィーア曲集
  (抜粋) 第1集
(3)ヴィルヘルム・ケンプ バッハ:平均律クラヴィーア曲集
  (抜粋) 第2集
(4)アンヌ・ケフェレック 「瞑想~バッハ作品集」
  1.ブゾーニ編:コラール
   『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』
  2.カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちにあたって』
  3.平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第4番
  4.平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第22番
  5.コーエン編:カンタータ 
   第22番『イエスは十二使徒をひき寄せたまえり』
  6.平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第8番
  7.ブゾーニ編:トッカータ、アダージョとフーガ
  8.イギリス組曲 第2番よりサラバンド
  9.ヴィヴァルディ:オルガン協奏曲
  10.フランス組曲 第1番よりサラバンド
  11.イタリア協奏曲
  12.マルチェッロ:オーボエ協奏曲 アダージョ
  13.平均律クラヴィーア曲集 第2巻よりプレリュード第14番
  14.シロティ編:プレリュード
  15.シロティ編:プレリュード ホ短調
  16.ゴルトベルク変奏曲よりアリア
  17.ヘス編:『主よ人の望みの喜びよ』
  18.イギリス組曲 第3番 ト短調よりサラバンド
  19.ケンプ編:シチリアーノ~フルート・ソナタ第2番
  20.ブゾーニ編:『来たれ、異教徒の救い主よ』
  21.クルターク編(連弾):『神の時は最上の時なり』
   (哀悼行事のソナティナ)

グールドの「平均律」は、音がコロコロと際立っていて、各声部を明瞭に浮き立たせている。テンションが高く、ところどころエキサイトしたり、耽溺していて、たいへん面白い。
ボクはグールド信奉者ではないが、グールドのバッハは聴いていてクセになるような演奏である。

いっぽうケンプの演奏は派手さはないが、オーソドックスというか誠実さが伝わってくる暖かい演奏である。
第1巻第1番のプレリュードハ長調に関しては、グールドは最初からスタッカートで弾いていて、ケンプのようにレガート気味の演奏のほうが好きである。

「平均律」ばかり聴いているとフルコース料理に飽きてしまうような感じになるので、ケフェレックはデザートのようなつもりで聴いた。
こちらはポピュラー名曲集なので聴きやすい。ボクは映画「惑星ソラリス」のテーマ曲に使われた『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』が好きで、CDショップの試聴で気に入って買ったCDである。
ケフェレックはメロディをよく歌っていて甘美でおしゃれな演奏だと思う。たいへん口当たりがいいし、癒される。
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コメント 3

松本ポン太

don さん
Sarah Mania さん

[ハート]ありがとうございます[嬉しい顔]
by 松本ポン太 (2010-06-26 08:39) 

barque1014

ケンプのバッハ、出ているのですか?私はシューマンのピアノ全集を持っていますが、温かくて誠実な演奏とおっしゃるの、わかります。シューマンでも、激しい曲だとしても、そこには穏やかさがありました。バッハならなおさら、素晴らしいでしょうね。
by barque1014 (2010-08-07 21:42) 

松本ポン太

かさぶらんかさん、ボクの数少ないピアノネタもお読みいただきありがとうございます。
あまりピアノの音・演奏の違いは聴き分けられないのですが、グールドとケンプの違いくらいになるとわかりやすいです。
ケンプはバッハの作品の編曲集も出版されているみたいで、そのような録音もあるようです。そのなかの「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」はケンプの演奏もさりげなくhttp://playlog.jp/matsumotoponta/blog/2010-07-31[記事]に引用させていただきました[嬉しい顔]
by 松本ポン太 (2010-08-07 21:49) 

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